寒い季節になると、玄関ドアにびっしりと結露がつくことがありませんか?この多くの原因は「室内外の温度差」や「玄関の湿度の高さ」です。改善するためのポイントは、お部屋の換気。この記事では、換気を活用した結露対策をご紹介します。

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玄関ドアの結露は、なぜできる!?
玄関ドアが結露する主な4つの原因
玄関や窓が結露する主な原因はこちらです。
●室内と外の温度差が大きい → 暖かい空気が、冷えた玄関ドアに触れて水滴になる
●室内の湿度が高い → 玄関に湿気がこもり、水滴になる
●室内の換気が不十分 → 湿った空気がこもり、乾燥しにくい
●換気口や換気ダクトが汚れている → 空気の流れが悪くなり、湿気がうまく排出されない
【解決法 1】玄関ドアを開けて換気する
1日2~3回(1回あたり5分ほど)ドアや窓を開けて、室内外の空気を入れ替えましょう。そうすることで、室内にこもっていた湿気を排出することができます。
<ポイント>
・朝・昼・夜に実施できると効果的!
・雨の日は短時間の換気にとどめて、外の湿気を入れすぎないようにしましょう。
【解決法 2】玄関ドアと窓で「対角線換気」を行う
玄関ドアと、家の反対側の窓を同時に開けましょう。
この「対角線換気」で空気の流れを作ることで、効率よく湿気を排出できます。
5分ほど開けるだけでも効果があるので、おすすめです。
【解決法 3】換気扇を活用する
玄関のドアを少し開けた状態で、トイレ・浴室・キッチンの換気扇を回しましょう。
換気扇から室内の湿気が外へ出るのと同時に、玄関から新鮮な空気も流れやすくなります。
<ポイント>
エアコンでは換気ができないので、換気扇を活用することが大切です。
【解決法 4】換気口フィルターと換気ダクトを清掃する
洗面所の天井などにある「換気口フィルター」にホコリが目詰まりしていると、湿気を上手く室外に出せません。
<換気口フィルターの清掃>
1、換気口のカバーを外してフィルターを取り出し、ホコリ汚れを掃除機で吸い取ります。
2、ぬるま湯と中性洗剤でフィルターを洗って、乾燥させます。1ヶ月に1回が理想的。
また、換気口の奥にある空気の通り道「換気ダクト」には、長年の汚れが溜まって換気効率が落ちている可能性もあります。換気ダクトに汚れが詰まっていると、玄関の湿った空気が排出されにくくなり、結露が発生しやすくなります。
(築20〜30年のマンションの換気ダクト内部)
<換気ダクトの清掃>
換気ダクトの清掃は、特殊な機械と技術が必要なため、当社のような換気ダクト専門の清掃会社にご相談ください。