お子さんから年配の方まで、幅広い世代が気軽に音楽を楽しめる場である音楽教室。

王道のギターやピアノだけでなく、最近ではウクレレやマリンバなど変わりダネを教えてくれるスクールもあるようです。また、一般の方の「歌ってみた」動画の配信やカラオケアプリの普及もあり、ボイストレーニングも人気のようですね。

楽しい時間を過ごせる音楽教室ですが、防音のために大きい部屋に間仕切りをして、その中に個別のブースをいくつか作って使用しいてるケースが多いのではないでしょうか。そのような構造は、防音対策としては効果的だとしても、換気の面では少し心配です。

楽器の演奏やボイストレーニングでは息を思いっきり吐く動作が多く、必然的に室内の二酸化炭素濃度が高まりやすい状況になります。それにより、集中力の低下だけではなく頭痛や倦怠感を引き起こす可能性がありますので、音楽教室での換気はとくに重要と言えます。

大きな部屋の中に小さな個室をつくった入れ子構造の場合、小さな個室で換気をしても直接外気を取り込むことができないので十分な換気ができません。そこで重要となるのが換気扇や換気口のメンテナンスです。

施設内にある換気設備がホコリなどで目詰まりを起こさず正常に機能できるように、定期的な清掃とメンテナンスが必要です。

生徒さんや講師の方の健康維持と感染症対策の手立てとして、効率的に空気が循環する環境を整えるために、是非一度、換気設備のチェックをしてみてはいかがでしょうか？