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台風一過のあと、さわやかな秋風が…と思っていると妙に目鼻がかゆい。そんな経験をしている人はいませんか。実は秋は、アレルギーの多い季節なんです。秋になるとかゆくなる2大原因は「秋の花粉」と「ダニの死骸」と言われています。 【春より注意したい!秋アレルギーの原因とは?】 ・秋の花粉 ・ダニの死骸 ■秋の花粉の特長 ブタクサ 8月から飛散し9月にピーク、11月まで。 イネ科 4月下旬から飛散、初夏と秋に飛散ピークを迎え10月まで。 ヨモギ 8月から飛散し9月にピーク、10月まで。 カナムグラ 8月から飛散し9月にピーク、11月まで。 ブタクサやイネ科の花粉は、スギ花粉のサイズよりも小さい特徴があります。 そのため、花粉が鼻の粘膜を通り過ぎ、気管支にまで入り込み喘息のような咳が出ることもあります。元々喘息を持っている方は、症状が悪化する恐れがあるため注意が必要です。 ■秋はダニアレルギーにも注意 秋は花粉症だけでなく、ハウスダストによるアレルギー症状も増えるので注意が必要です。ハウスダストの1つであるダニは、梅雨から夏にかけて繁殖し気温が下がる秋になると死滅します。空気が乾燥する秋から冬にかけては、0.01mm以下の粉状になったダニの死骸や糞が空気中に舞い上がりやすく、吸い込むことで鼻炎や結膜炎、皮膚の炎症、喘息などのアレルギー症状を引き起こす原因となります。 【家庭できる秋アレルギーの対策】 ■秋の花粉対策 ・部屋の掃除をこまめにする ・洗濯物は室内に干す ・部屋の換気をする際は、レースのカーテンをしたまま、10cm程度の窓開けに留める ・換気口に花粉フィルターを装着する ・空気清浄機を使う ・原因植物に近づかない(秋の花粉症の原因植物は、空地や川辺、土手などに生息する雑草がほとんど) ・マスクや帽子で花粉の接触、吸込みを予防 ■ダニアレルギー対策 ・シーズンオフにしまっていた衣類や寝具類は、使う前に洗濯する ・マットレスや布団に掃除機をかける(布団乾燥機がある場合は、布団乾燥機のダニ退治モードで乾燥後、掃除機をかける) 秋の花粉症の原因植物は、花粉の飛散範囲が狭いものの、衣類や持ち物に付着してしまうのは避けられません。室内への花粉の侵入をできるだけ避け、入ってしまった花粉はこまめな掃除や空気清浄機を使用するなどして、吸い込んでしまったり、皮膚に付着したりしないように気を付けましょう。部屋の掃除は、ダニのアレルギー予防にも効果が期待できます。 もし、ご自宅にいると目鼻がムズムズされる方は、室内の換気の工夫で解決できるかも知れません。 換気の改善が気になられましたら、ぜひお気軽にご相談ください。